あるくテック

日々試行錯誤しつつ実践中

通信制大学で学ぶTips-2 スクーリング

通信制とはいえ、科目によっては大学で「スクーリング」と呼ばれる授業を受けます。

スクーリングで何をするのか

朝から夕方まで丸一日授業を受けます。科目によって、2日間または4日間連続でした。スクーリングの最後には、「スクーリング終了試験」という論述形式の試験があり、設題が1日目に分かりますので、授業を受けながら考えをまとめておきます。

長時間授業を受けるのはなかなか体力も要ります。社会人にとって講義を受けること自体あまりないですよね。最近はグループディスカッションなどを取り入れアクティブラーニングを意識した内容が増えたようです。

スクーリングで役立ったもの・こと

水・飲み物

暑くても寒くても、水分補給は大切です。体調管理にとっても、脳をきちんと働かせるためにも、こまめに水分を取りましょう。

過ごしやすい服装と靴

長時間の講義に集中するために、できるだけ楽に過ごせるような服装で行くと良いです。女性の方なら夏はエアコン対策のカーディガンや冬のひざ掛け、足がむくみやすい方はスリッパなど用意しておくと楽です。

続きを読む

通信制大学で学ぶTips-1 レポート作成

今年3月、通信制大学を卒業予定です。忘れないうちに勉強に役立ったことを書き留めておこうと思います。

私は2016年4月に通信課程の3年に編入しました。

通信制大学でどんなことをするのか

大学によって多少違いがあるかもしれませんが、1つの科目を履修するのに

  • レポート
  • スクーリング(ある場合のみ)
  • 科目終了試験

をこなします。

今回はレポート作成に役立ったことについて書きます。

レポート作成は何をするのか

指定のテキストや参考文献などを読みながら科目の勉強をし、その成果として原稿用紙約8枚のレポートを書き提出します。レポートのテーマは指定されます。

続きを読む

JavaScriptのライブラリ enchant.jsとphina.js

プログラミングの授業でenchant.jsを使い続けるか、それともphina.jsに変えていくかを考えている、というお話です。

現状

初心者~中級者向けのプログラミング授業で、HTML5+JavaScript+

enchant.jsという組み合わせで行っています。開発環境その他詳しいことは過去記事2017年度の授業環境 (HTML5+JavaScript)をご参照ください。

enchant.jsライブラリについては、

  • 理解しやすい(クラスも作りやすいのでオブジェクト指向の理解にも)
  • 書籍が出版されている(テキストがある方が良い)
  • オンライン開発環境とチュートリアルがある
  • 日本語の情報がある

 

 などが決め手となりました。

enchant.jsの今後が気がかり

このところ気にかかっているのが、enchant.jsの現状と今後です。

公式ガイドのHTML5とJavaScriptでスマートフォンゲーム作成! ゼロからはじめるenchant.js入門の第7章「ARを使った3Dゲームをつくってみよう」では、ゲームの動作に必要なアプリをスマホやタブレットにインストールすることになっています。ですが、そのアプリの配布が終了しており、今は出来ないのです。

調べてみるとenchant.jsの当初の開発元であるUEIからUEIソリューションズへ2016年に業務移管しており、その後UEIソリューションズは社名変更。その影響なのかどうかenchant.jsの機能追加なども2016年頃から行われていないようです。enchant.jsに関するtwitterの更新なども止まったままですが、サポート終了などの公式な発表は見つかられませんでした。

enchant.jsを使ったプログラムをアプリするには、過去記事JavaScriptで作ったゲームをアプリ化する に書いた通りmonaca(cordova)を使ってできるため、とりあえず大きな問題ではないともいえるかもしれません。ただ移り変わりの早い業界ですので今後ARなど新しい技術を使いたいこともあるでしょう。このままだと新しい書籍の出版もないかもしれません。

授業内容が古いものならないためにも、代替のライブラリーの検討を念のために始めておこうと思っています。現段階での第一候補がphina.jsです。

phina.jsは公式サイトも分かりやすく、かつ日本語。

開発環境RunstantLightも使いやすそうです。ライブラリファイルをアップすればjsdo.itその他でも動くでしょう。書籍が無いようですがphina.js docs

のサイトに多くの情報があります。軽さと機能の豊富さに期待しています。

それから

それぞれのライブラリや言語にはそれぞれの特徴があります。何をしたいかに寄っても最適なライブラリや言語は変わってきますし、簡単にどれが一番というものではないのだろうと考えています。

また、授業を通してオブジェクト指向やイベントドリブンをしっかり理解できれば、ライブラリの違いや、ともすれば言語の違いも、それほど大きな問題ではないことも常に意識しています。

参考にしている書籍

 

JavaScriptで作ったゲームをアプリ化する

JavaScriptを使って作ったブラウザ上で動くゲームを、簡単にアプリにできます。

今回はゲームづくりからアプリ化まですべて、ブラウザ上だけで行いました。

ゲーム作りはjsdo.itというサイトでプログラミングを、アプリ化はmonacaのサイトを利用しました。

もし画像の加工が必要な場合は、Fotorなどの無料オンライン写真・画像編集サイトも各種あります。

処理速度などをシビアに求める場合はJavaでアプリを開発するのが一番だろうと思いますが、HTML5+JavaScriptでもいろいろなことができますね。

詳しい手順はこちらに載せました

良かったらご覧ください。

qiita.com

来年度の授業準備 - JS開発環境 その2

来年度の授業準備 - JS開発環境 その1のつづきです。

JavaScriptの記述と実行が簡単にできて、授業中に情報共有ができる開発環境を検討中です。今年度の授業環境については過去記事2017年度の授業環境 (HTML5+JavaScript)に書きました。

前回チェックしてみたもの

今回チェックしたもの

CodePen

無料と有料のプランがありますが、無料プランでチェックしました。

シンプルで、日本語化されてはいないが操作も分かりやすい。JavaScirptのメジャーなライブラリーがすぐに使える。

Fork機能があるのも良い。プロジェクト(Pen)のシェアはURLが分かればできる。

有料プランではチーム開発にも対応している。

codepen.io

Lineweave

HTMLファイルのheadタグ内含めた内容が表示されるので、HTML・CSSの基礎を学ぶのにとても使いやすそうです。

CSS用エディタ画面、CSS Explorerカラーパレット画像エディタなどがあり便利。

メジャーなJavaScriptライブラリもすぐに使える。

チャットの機能があり、大人数の授業で役立ちそう。Team Up機能というのも気になる。

※2018.2.11、2018.2.12現在、新規ユーザ登録が一時的に出来ないというメッセージ(「New user registration has been temporarily disabled」)が表示されます。登録画面には移動できるが、入力してもアカウントは作成されない様子。後日再チェック。

Plunker

ファイルを複数作成できるのが良い(jsdo.itではできずに困った)。Fork可能。Gitterが使える。シンプルで使いやすい。

個人的な印象として少しコーディングに慣れた学生の方が利用しやすいかもしれない。

arukutech.hatenablog.com

感想

授業中に、講師のパソコン画面をプロジェクタでホワイトボードに投影して見せるよりも、オンラインで使えるツールで画面を各学生のモニタに共有して見せる方が、学生にとって見やすく分かりやすいかもしれない。

どれがベストなツールかを考え始めるとキリが無くなりそうなので、ある程度条件を満たす良いツールがあれば、まずは実際に授業で使ってみたいと思う。

その他参考記事

2017年のフロントエンドエンジニアならこの程度は知ってて当然だよな? - Qiita

CodePenだけじゃない!ブラウザー上でサクッとコードを書けるプレイグラウンド7選 - WPJ

実はスゴイ「CodePen」の隠れた必殺機能の使い方をまとめてみた! : うえぶはっく