来年の授業環境を検討しています。
授業概況
- 授業目的ーHTML5プログラミングの学習(ゲームを作る)
- 使用言語ーJavaScript/HTML/CSS(実際に触るのはJvaScriptのみ)
- 開発環境ーcode.9leapまたはjsdo.it
授業では、基礎知識やイベントドリブン、オブジェクト指向の基礎などを実習を通して理解することが主な目的です。そのためプログラミング作業は簡略化して、できるだけ数をこなし実感しながらすすめることを大切にしています。現在はenchant.jsライブラリを使用し、90分授業の中で数十行の入力でシンプルなゲームなどを完成させています。
日々進化する世界なので毎年動向のチェックは必要です。一方で、授業の目的に適切であることを最善とし、最先端であるかどうかより優先しています。
基礎を身に付けてプログラミングに対する苦手意識を無くし、より興味を持つことができれば、あとはJavaScriptはもちろんC#などどんな言語や開発環境でも力を伸ばすことができると思います。
開発環境を選ぶポイント
- JavaScriptの記述と実行が簡単にできる。
テンプレートを作ってもいいが、HTMLやCSSの記述は必要ないものが良い。 - 情報共有しやすい(オンライン開発)
- enchant.jsなどのライブラリが簡単に使用可能
- 学生にとって操作が分かりやすい(授業の効率化)
今回チェックしてみたもの
Cloud9
無料利用枠で使えそうだったが、登録にはクレジットカード情報が必要な点が授業利用にはハードルが高い。Unityとの連携など機能としては大変魅力。
Codeanywhere
コードの保存はDropbox、GitHub、Google Drive、OneDriveなどへ行う模様。GitHubに慣れていれば情報共有もスムーズか。
授業に使うなら上級生や卒業研究向け。またJavaScriptがいきなり書けるものではないので、授業でならテンプレートが必要。
動作環境が選べる(Ubuntu,CentOS)など全機能試していないが強力そうなツール。
JS Bin
HTML、JS、CSS、Consoleなどの画面がシンプルに並んでいるのが良い。
リストにあるライブラリであれば追加は簡単。リストにThree.jsはあったが、enchant.jsなど授業で使用したいライブラリはなかった。
Console画面があるのも良い。
HTMLの授業で使う手もあり。
JSFiddle
シンプル。Coraborate機能が気になる。学生に遠隔で指導する必要があった場合に使いやすいのか?
次回につづく
今回は、各環境の現状チェックに終わりました。他にもライブラリ含めて検討候補があるため、続きはまた次回に書こうと思います。