今回のオンラインゼミでは、他のゼミ生の方々の問答を通して、本当にたくさん学ばせていただきました。私とは違う視点や立場からからの問いに触れると、視点が広がるのを感じます。
一方で、私自身の質問は、まだ課題をきちんと言語化できていなかったかもしれない、的を射ていなかったのかもしれない、という思いも残りました。
それでも、自分の中にあるもやもやをそのまま言葉にしてみることで、少しずつでも前進できればと思います。
そして、ゼミ終了後の語り合いからも、大きな学びがありました。日々の実践を同じゼミの方々に話すのは、どこか照れくささのようなものもありましたが、少しでも何かの参考にしてもらえたのなら、それはとても嬉しいことです。
こうした場を通して、自分自身もまた問い直され、励まされているのだと感じました。本当にありがたい時間でした。
第5回 算数での合同『学び合い』 ~少しずつ、確かな変化~
実は昨日も算数の時間がありましたが、振り返りテストを実施したため、合同『学び合い』としては回数に含めず、今日が第5回目の取り組みとなります。
今日は新しい単元、「長さをくらべる」に入りました。
1時間目は定規を使わずに長さを比べる活動、2時間目は定規を使って。どちらの時間も、全員が課題を達成できることをめざして取り組みました。
授業冒頭では、改めて「なぜみんなで学ぶといいのか」という話も。
子どもたちに問いかけてみると、早くから『学び合い』で学んでいる私のクラスの子を中心に、たくさんの良い意見が出てきてくれて、内心ほっとしました(笑)。私があれこれ語るよりも、子どもたちの言葉で「学び合いの意味」を確認できたのが、よかったと思います。
私からは、今の2クラスの様子についても、正直に伝えました。「まだ、それぞれのクラスで別々に学んでいる時間の方が多い」という現状を知った上で、どう動いていくか。
今日は、これまでで最も流動的な活動が見られました。
実は、今日は体験入学の子も1人いたのですが、その子がどこにいるのかすぐには分からないほど、その子も含めて2クラスが混ざり合っていました。
その成果なのか、活動の達成度も高く、しかしこれは単元が変わったこと(=内容が変わったこと)による効果もあるかもしれません。
また、以前よりも、良い行動を見つけて褒める機会が増えたと思います。これは、私自身が慣れてきたことも影響しているように感じます。
序盤は遊びがちだった子も、最後にはきちんと参加できました。
印象的だったのは、これまで活動に入りにくかった子が、ちょうど空き時間だった外国人教員に自ら助けを求め、そこから一緒に活動に加わったこと。今日は、その外国人教員、外国人支援員、隣のクラスの担任、そして私と、まさに2年生のオールメンバーで子どもたちと活動する時間となりました。
まだまだ課題もありますし、成長の余地は大いにあります。ですが、確実に変化は見られてきました。
夏休みまであと1か月と少し。このスタイルを繰り返しながら、より大きな集団としての成長を目指して、一歩一歩、子どもたちとともに進んでいきたいと思います。
合同『学び合い』の問い直し─子どもたちに何を伝えているか
昨日、オンラインゼミに参加しました。
今回は、私が算数で取り組んでいる2クラス合同『学び合い』について質問をしました。
合同の良さ、強みを活かしきれていないのでは
活動としては順調に変化が見られている部分もありますが、1クラスでやっていたときと比べると、思っていたよりも変化がゆっくりだったことが気になっていたからです。
すると先生からは、「教員の呪縛」についての指摘を受けました。
曰く、教員には、子どもの課題を解決する力はない。(でも、それを「教員ならできるはずだ」と思い込んでしまっている。)これこそが呪縛であると。これは、先生から繰り返し指摘されていることですし、意識しているつもりなのですが、実際にはまだまだ抜けきれていないのですね。
では、どうするか。
まず、子どもたちの問題に気を取られすぎず、解決のために動いている子を褒める。動く子の力を信じる。
また、クラスの子たちへの問いかけとして、
「君たちがこれだけできるのに、なぜ新しい仲間を動かせないのかな?」
「もしあの子たちを巻き込めたら、どんな学年になるだろうね?」
など。
私は、2クラス合同の授業について、「人数が増えた」という表面しか語っていなかったと気づきました。
合同で『学び合い』をすることの意義
この問いを、私がまず子どもたちに明確に語るべきなのです。
合同『学び合い』をする子どもたちにとっての「得」
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いろいろな考え方や説明のしかたに出会える。
人数が増えることで、同じ問題でも、別のアプローチに触れる機会が増える。それによって理解がより深まる。 -
自分が教える側になる機会が増え、学びがより定着する。
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普段話さない子と関わるチャンスができる。
クラスの枠を超えた関係作り。来年のクラス替えでも困らない。 -
仲間との関わり方を学べる。
相手の様子を見て声をかけたり、伝え方を工夫したりする力を学ぶ機会が増える。他の子が上手にやっていたら、それを見て学んでみよう。 -
これからの社会で必要な「多様な人と学ぶ力」が身につく。
価値観ややり方の違う人と協力する経験は、将来の土台になる。
改めて、活動に込めた願いをしっかり伝える、子どもたちに信じて任せること、その大切さを実感しました。
今後の合同『学び合い』が、子どもたちにとってもっと意味のある時間となるよう、私も自分の「呪縛」から少しずつ自由になっていこうと思います。
クラスの枠を越えて - 合同『学び合い』、少しずつ育ってきました(第4回)
先月からスタートした、2クラス合同での『学び合い』による算数の授業。
その第4回目を終えて、少しずつ集団に変化が見られるようになってきました。いくつか感じたことや考えたことなどを。
■ 空間の工夫
第3回と第4回は、授業スペースを最初とは違う場所に移しました。意図としては、クラスの枠を越えて、より自然に交われるように意識してみました。
実は、初回は、全員一緒に導入を行ったものの、その後はそれぞれのクラスに分かれて活動しつつ、自由に行き来できるスタイルでした。それを、今はより近い場所で一緒に取り組む形へと変えています。
回を重ねて慣れたこともあるかもしれませんが、環境の変化により、あちこちで小さな“化学反応”が起きやすくなったと感じています。
■ 「見守る」ことの効果
わいわいと積極的に動く子たちの姿もあれば、少し離れたことろで活動している子もいます。それでも、その子たちなりに、算数の課題に向かうようになっています。
無理に関わらせたり、取り組むことを強いるることよりも、「そっと見守る」ことのほうが大切なときもある、そんな風に感じた場面もありました。
もう一クラスの先生からも、全体的に、学習への姿勢が上がってきたことのコメントをいただきました。その、もう一クラスの担任の先生には、あえて今は多くを説明しすぎず、まずは様子を見てもらっています。まずは、子どもたちの変容や姿から感じ取ってもらえたらと思います。
■ 固定メンバーから、流動的な関わりへ
特に今の単元から『学び合い』の授業に参加したクラスの子達の中で、まだまだ決まった友だち同士だけで活動している子が多いので、その結果、友だちと同じ間違いをしてしまう様子も見られていました。けれども、少しずつ集団の動きが流動的になり、固定化がほぐれはじめたように思います。
課題の理解が難しい子に対しても、自然に支援が届くようになってきました。全体として、子ども同士の関わりを中心に、学びの質が少しずつ、でも着実に深まってきていると感じます。
■ 今後に向けて
このまま、しばらくはこのスタイルで算数を進めていけそうです。できたら最終的に、合同での「自由進度学習」の形まで持っていけたらと考えています。
子どもたちのAgencyを引き出しつつ、それぞれのペースで力をつけられる環境づくりを目指したいです。
来週は、ここまでの振り返りを兼ねたテストを実施する予定です。まだ大きな変化は表れないかもしれません。それでも、これからの成長を見取る上での最初の評価となりますので、楽しみです。
外国人教員の鋭いまなざしに映った、子どもたちの学び
今日、外国人教員で現在支援員として来てくださっている方が、私の算数の授業を見に来られました。この方が私の算数の授業を見るのは初めてだったので、ざっくりと、どんな活動をしているのかを説明しました。
すると、驚くようなことが起こりました。
私が授業の流れや子どもたちの活動について話すと、その支援員さんはすぐに理解された様子で、まるで私の考えを整理して言葉にしてくれるかのように、次々と返してくれたのです。
子どもたちが互いに学び合うことで理解が深まること、そしてそれが個別の支援にもつながること。
さらに、一見すると遊んでいるようにも見える、子どもたちがわいわいと集まって取り組んでいる様子についても、単なるにぎやかさではなく、学びのプロセスそのものだと、瞬時に理解してくれました。
最後には、こう言ってくださいました。
「この授業なら、教科の内容だけでなく、それ以外のことも教えられる」
こちらからは説明していない部分まで汲み取ってくださったことに、本当に驚きました。
たった一度、それも授業の一部を見ただけでここまで深く理解してくださった方は、なかなかいません。思わず、子ども達の今と将来の幸せを願って、この授業をしていることもお話してしまいました。
嬉しさと、あたたかい励ましをいただいたような、そんなひとときでした。