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IT技術者の強みってなに?(ARアプリを試作しての感想)

ARアプリを作ってみました

簡単なものなら、今は1日もあればARアプリが出来てしまうんですね。しかもお金をかけずに。技術者にとっての「強み」とはなんだろうと、ふと考えました。

実はここしばらく、Unityという3DCGのゲームの制作ソフトを勉強するために、Vuforiaという便利なツールも使い、ごく簡単なARアプリ試作してみました。

AR(拡張現実)は、スマホなどでARマーカーと呼ばれる目印や風景を撮影すると、実際には無いはずのキャラクターや家具などの幻が見える技術です。

技術的なことは、過去記事やQiitaの記事をご覧いただければ幸いです。

 

コスト・技術・学習のハードルが下がっている

無料でなんでもできてしまう

商用利用を考えないのであればですが、パソコンやWebカメラなど必要なハードウエアが既にあれば、Androidで動く簡単なARアプリは無料で作れるといって差支えないでしょう。

数十年前だとそもそも3DCGを制作するパソコンとソフトを揃えるだけで相当な費用がかかりました。高価なMacやソフトウエアを個人で揃えるのは、趣味なりフリーランスなり、いずれにせよ個人だとかなり気合いの入った額の買い物でした。

今回使用した主なソフト

全てフリーです。

ARマーカー用の画像加工にAdobePhotoshopを私は使いましたが、Windowsに付属のペイントやフリーソフトGimpなど無料のものでも十分です。

お金をかけずにできてしまうのはすごいことです。普及のスピードにも当然影響します。

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タブレットに表示させたARマーカー画像の上に、3DCGのオブジェクトを出している。(パソコンのWebカメラの画像)

技術のハードルも下がった

ARのオブジェクトを表示するためのプログラミングは、今回一切行っていません。Vuforia任せです。Unity2017にはVuforiaが標準でついていますのでいくつかの設定だけで使えます。

  • Unityの基本操作
  • Blenderの基本操作
  • Vuforiaの設定
  • Androidアプリの作成(ビルド)方法

が必要だったスキルです。

全く知らない人が1日でこなすのは大変かもしれませんが、高度なスキルとまで言って良いのかどうか。

学習のハードルも下がった

これも非常に影響が大きいと思います。

Qiitaなど、ネット上には本当に多くの技術情報があります。様々な年代やバージョンが混在しているとはいえ、ネット環境があればこれらも好きなだけ利用できます。

IT技術向け学習サイトも充実しています。ドットインストールでは無料でUnityの講座が受けられますし、 Udemyでもキャンペーン期間をうまく利用すれば手ごろな値段で利用できます。

セミナーを受けに出かけていくにしても、都心部と地方ではかかる時間も費用にも差がでますが、ネットで済めば格安です。参考書類は必要ないかもしれません。

技術者に求められるもの

技術の進歩のスピードは上がるばかりですが、追いかけ続けるための基礎体力があれば、あまり悲観的になる必要もないと思います。

むしろ本が読めること

先ほど参考書類が必要ないかもと書きましたが、一方で技術書などに書かれていることをきちんと理解しているかどうか、または読めば理解できるかどうか差になってくるかもしれません。

作業手順を知っていても、その仕組みを理解できているか、使われているロジックや数学が分かるか、です。使うツールやその手順だけなら誰でも覚えることができるでしょうが、自分自身の力で習得したり使いこなすためには、それなりの知識と理解が必要となるからです。

本などの文章を読むことを勉強の手掛かりに自分で考えながら理解することが大切です。授業など講義を聞くこと、ネットの記事や動画を活用するのも良いと思います。

専門的な基礎知識があること

ゲームのアプリ作る上で、今はネットワークの知識やオブジェクト指向プログラミングの知識が欠かせません。操作手順を覚えるだけでは技術が変われば無になってしまいます。きちんと理解をしておくことで、たとえ使用するツールや言語が変わったとしても経験を次へと生かせるのだろうと感じました。

結局、なんら目新しい話ではなくなってしまいましたね。